商品の基礎知識を学ぶ
ポートフォリオって何?
ポートフォリオとは、紙ばさみを表す英語ですが、現在では「さまざまな種類のものを一つにまとめて一覧できるようにしたもの」といった意味で使われます。投資の世界でのポートフォリオは、さまざまな種類の資産に分散投資しているその中身(資産の種類や比率)のことをいいます。投資は、安く買って高く売れば収益となりますが、投資対象には変動があり、将来の予測は極めて難しいものです。
一つの資産に投資をする場合、見込みが外れたり、予想外の環境変化などによってその資産価値が大幅に下落すると、財産の多くを失ってしまうことになります。けれども値動きの異なる複数の資産に投資すれば、リスクを分散しながら、安定的な収益を期待することができるのです。
たとえば、企業の株価を考えた場合、
投資先を1社にすると…失敗した時に大きな損失を被ることになりかねません。
分散して投資すれば…リスクの軽減を期待できます。
分散投資
分散投資は、投資対象を多様化させることで、資産運用にともなう価格変動リスクを低減させて好リターンをめざす有効な方法です。
具体的な分散の方法は、国内外の国や地域、株式や債券などの商品、円やドルなどの通貨と、積立などの時間で分けるという、大きく4つの考え方があります。
地域の分散
投資地域を一つのみに限定してしまうと、その地域の市場の影響のみを受けてしまいます。たとえば、国内と海外、新興国と先進国、欧州とアジアなど市場環境の異なる他の地域への投資も行い市場の影響を分散させることが重要です。
商品の分散
一つの商品に投資するとなんらかの要因で投資対象の価値が下落した場合の損失が大きくなるので、そうしたリスクを軽減するため、さまざまな国内外の株式を組み合わせたり、「バランス型」の投資信託を利用することで、リスクを低減することができます。
時間の分散
投資する時期を分散させることにより、一時的な価格変動のリスクを低減させる効果が期待できます。
時間の分散とは、一度にまとめて投資をしないで、時間をずらして投資を続ける方法。価格が変動する商品は、購入金額が一定の場合、その時の価格により購入できる数量が変わります。一定金額ずつ定期的に購入すると価格が高い時には数量を少なく、安い時には数量を多く買うことになり、一定数量を定期的に購入するより、単位あたりの価格を低く抑えることが期待できます(※ドルコスト平均法)。
- ドルコスト平均法は将来の投資成果を示唆あるいは保証するものではありません。(たとえば、ファンドの価格が長期にわたって下降トレンドをたどるなど、投資成果が期待できない場合もあります。)
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